オタクの戯言、時々日常。

こんにちは、暇な時に開いて読んだらクスッと笑って欲しいです。

僕とペヤングと6月の思い出。

今日地球温暖化かは分からないが馬鹿みたいに日本全体が暑くなっている。子供の頃地球全体を冷やすクーラーが欲しいと冗談混じりに言った思い出があるが本当に欲しい。

 

 

 

ところでだが皆様は暑い時に辛い物を食べると新陳代謝が上がりその後涼しく過ごせるという話を聞いた事があるだろうか。

 

 

 

その話を聞いた6月下旬、私は鉄は熱いうちに打てという慣用句のように直ぐに最寄りのヴィレッジヴァンガードに行ってある物を買った。それがこちらである。
f:id:torononet:20200806005225j:image

パッと見罰ゲーム用というか苦役にしか見えない代物だが、私はこれを買おうと決意した時ある算段を打ち立てていた。

その算段とはこうだ。

『暑い中辛い辛いと言いながらワーワー食べる』→『食べ終わった時には汗だくで新陳代謝が猛烈に上がっている』→『みんなで盛り上がれたし涼しくなったしhappyend(湧き上がる拍手)』

 

 

 

 

 

……今になって考えてみるとなんて稚拙な考えなのだろうか。

こんなのYoutubeにある都市伝説系動画を鵜呑みにするような中2でも直ぐにどうなるか分かるはずである。

 

 

このブログのタイトルとこれまでの文脈から察しのいい方はオチが見えてるはずだがどうか最後までお付き合い頂きたい。 

 

 

私は友人のA君とB君を連れてこの計画を実行した。

ちなみに余談だがA君はかなりのマゾヒストの為激辛ペヤングを他人に食わされることに快感を覚えるかなりの異常者である。

 

この計画はまず皆で2つのペヤングを3等分にしてジャンケンで負けたヤツから一気に食おうとなり始まったジャンケンから火蓋が切って落とされた。

 

このジャンケンは今更ながら本当に重かった。給食の時の余った揚げパン争奪戦くらい重いジャンケンである。このジャンケンについて永遠と語っても仕方ないので結果から言うとA君の1人負けである。

A『うーわwww1人負けかよ。なんでなんw』

何故か嬉しそうなA君。

本当にこの時なんで友達なんだろうと思った。

 

A君は余裕ぶっこいた表情のまま自分の取り皿に盛られた3分の2の量の激辛ペヤングを掻き込み何故かしばしフリーズ。私とB君はその光景を見て???となっていたがすると突然A君は急にモンハンのモンスターの声みたいな金切り声をあげ冷蔵庫に最短ルートに駆け込んで行ってしまった。

 

どのような感じだったかと聞かれれば友人の死体を見た時発狂して駆け出した感じと言うのが1番適当な表現だろう。

 

それくらい素早く狂っていた。

その後2Lのお茶を我が子を抱えてるように持ちながら一言も喋らず飲み続けているA君を横に残った私達2人は怯えながら意を決してジャンケンの結果を忘れ2人同時に食べ物と言えるか怪しいそれを掻き込んだ。

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

 

この計画の結論から先に言おう。新陳代謝どうこうの問題じゃない。

 

 

 

 

 

辛すぎて舌が痛いのはもちろん体全身が猛烈に熱い。暑いというより熱い。不快な暑さに包まれて体と精神が蝕まれていく図はまさに阿鼻叫喚である。本当に後悔した。令和一発目の後悔かもしれない。私達2人は金切り声をあげ自宅だったはずの場所は3人全員が金切り声をあげるフェス会場になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏。それは青春の季節。

 

 

青春は甘酸っぱくなく辛く痛い。

                                                        Fin